カオティック理路整然

カオティック理路整然

永遠を探し求めて13月

担降りしようと思った話

伊野尾くんの出ている番組を積極的に見なくなった。

ああ、もう降りるんだな。

そう思った。





彼のことは全く嫌いにはなっていないし、むしろずっと好きだ。今も大好きだ。世間から、友達から、伊野尾慧って意外とすごいんだね、みたいな、狙い通りの反応が来ると飛び跳ねて喜んでしまう。
当たり前だ。私が好きになった人なのだから、すごくて当たり前だ。

元々かわいい担当じゃなかったのに突然「かわいい」で注目を浴びるようになって、一時期はほんとうにとてつもなくやつれてしまっていた。世間からのイメージに寄せるために自分を殺して、「かわいい」のために猫かぶって*1ぶりっこして。

そんな少し不安定とも取れる時期、一生懸命必死に(は見せなかったけど)かわいい笑顔を作る伊野尾くんが好きだったし、なまじ器用にいろんなことをこなせてしまうがゆえの危なっかしさとか、誰にも心配かけまいと普通を装い続ける所とか、どうしようもなく愛おしかった。

私みたいな、力も金もない一介の学生オタクがそんな風に思うような相手ではないけれど、守りたいと思う存在だった。自分が追い続けることで、アイドルとしての彼を後押ししているつもりだった。つもりというかまあ、我々にはそうすることしかできないので、それが後押しとなることを信じるしかないけれど。



めざましテレビ木曜レギュラーになってから、もうすぐ丸3年。
メレンゲの気持ちMCも同じく、もうすぐ丸3年だ。

伊野尾くんは立派なテレビタレントになった。

「かわいい」の上手な使い方を覚えた。論理的で聡明な伊野尾くんと、ぶっ飛んで頭のおかしい(褒めてる)伊野尾くんと、かわいい伊野尾くんとを、上手にブレンドしてちょうどいい配合で世間にご提供する術を覚えた。
共演したオジサマ方、オジサマだけじゃないけど、老若男女問わずみんなを虜にして、お仕事が終わっても積極的にご飯に行ったりして、色んな人との交友が広がって。


伊野尾くんは、もともとこうやって世界に出られる力のある人だったけれど、世に知られるきっかけだけが足りなかった。きっかけがきっかけだけに、最初はぽっと出の一発屋のように思われていたかもしれないけど、それを本人の知性とセンスでねじ伏せて、世間から認められ始めている。

冗談じゃなく、彼は、絶対に万人から好かれる国民的アイドルになれる力があると思う。









だから、降りようと思いました。









「もう私が見ていなくても大丈夫」みたいな、傲慢なそれではないけれど、この人は放っておいても勝手に世間に更に認められている。よほどのことがない限り、これからも認められ続けるだろうと思う。それだけの才能がある人だ。

それに、
恋人に別れ話を切り出すひどい女のような事を言う自覚はあるけど、

もう既に認められた人を、更に更に、と応援するより、今から世界を獲りに行こうとしている人と一緒にでっかい夢を見たい*2、と思ってしまったのだ。







そう思ったまま、ライブに行きました。

2018年12月28日。
SENSE or LOVE、東京ドーム公演初日。*3


「担降りしようとしていると良席が当たる」みたいなジンクスはわりと本当で、私はメンステ真正面のアリーナにいた。


相変わらず伊野尾くんは可愛かったし、相変わらずHey!Say!JUMPは顔が良かった。
彼に対して挙げられる唯一の不満であるダンス*4も、その日はめちゃくちゃ調子が良かったのか、ものすごく上手かった。
条件反射はアリーナよりエロくなっててビビったけど。いのたか絶好調。いいぞもっとやれ。


ああ良かった。これで安心して、満足して降りられる。


そう思ったのも束の間でした。






うんちょこちょこちょこぴー!!!






彼はそう叫んだのでした。真顔で。


あろうことか、音源では可愛い声で「火傷するくらいにぃ」と歌っていたはずの、スンダDanceのソロパート。


いやまあスンダDanceは存在がネタだから何しても良いのかもしれない、うん、スンダDanceに真剣に向き合われてもちょっとこまる。むしろこうやって全力で真面目にふざける伊野尾くん、1番大好物なやつだ。


でもだからってさあ、普通それやる?何故そのチョイスだった??大火傷してるよ???本家様はまあ喜んでらしたけど。


種々の感情が入り乱れた結果、スンダDanceが終わる頃には、私の感情は180度いや360度変わっていた。
















担降りできません!!!!!!























これで話は終わりです。*5


*1:物理

*2:掛け持ち中のSixTONESと東京ドーム単独がしたいです。東京ドーム様、お声がけお待ちしています。

*3:写真がブレブレなのは、待ち合わせに遅刻して走りながら撮ったから

*4:ジャニオタやる前LDHおたくしてたせいか、元々ガツガツ踊る人の方が好みだった。

*5:

伊野尾担がSixTONESに落ちた話


ブログ得意じゃないのにやっぱり書くのは好きで、あと抑えきれないこの気持ちをどこかにぶつけたくて、再開してしまった。こんばんは。

たまたまこのページに行き着いた皆様は、暇つぶしにでもしてください。

本題に入ります。









題名通り、

伊野尾担がSixTONESに落ちた話

を、します。









伊野尾担とは私のことです。一応伊野尾担をしています。最近そのツイートぜんぜんしてないけど、伊野尾担です。









SixTONESが気になり始めたのは、去年の冬ごろからだった。

多分、知念くんの「坂道のアポロン」に、北斗くんが出るらしいと聞いたくらいの頃。

たしか、SixTONESは湾岸ライブをやっていたし、そのすぐ後に春の単独公演を含む横アリJr.祭が決まってた。










友人に京本担がいたこともあり、顔と名前が全員一致する程度には知っていた。

大運動会2017でAmazing!!!!!!を生で見て、「いきなりあぐらで歌い出すってどんなヤベエグループだよ……」という印象くらいはあった。

あとジェシーは自担の遠縁。*1









前述の京本担に、かねがね「SixTONESって面白そうだね」「ちょっと気になる」と言っていたところ、ある日突然私のところに彼女がやってきた。



「ねえ!あんたスト気になるって言ってたよね?単独多分チケット余るから、あんた連れてくわ!」



……有無を言わさず、の例文に載せたいくらいだった。ある意味担タレ?*2スト担こゎぃ。正直若干びびった。

でもそれより未知のグループへの興味のほうが勝った。



「オッケー、楽しみにしてる!」



帰宅した私は、いそいそと少クラの録画予約をした。6時スタートになって以来リアタイに間に合わなくなったので、今までジュニアに少し興味を持っても少クラまで手が伸びなかったのに、なぜかその時はけっこう前向きに楽しみだった。







そして翌週。



ジャニ嫌いの家族がいない間を見計らって、少クラを再生しました。多分、セレクションだったと思う。



SixTONESの曲は今話題のJAPONICA STYLEだった。

この曲は当時も話題で、「あのオラオラ系が儚い美しいジャパニーズカルチャー的な曲を歌い上げるなんて」みたいな評判を聞いてはいた。








『JAPONICA!いまin my heart』

いや花吹雪!?おお!?

すげー花吹雪散らすやん……ハチャメチャ綺麗か……?



SixTONESに対する最後のイメージがAmazing!!!!!!だった無知こと私、初っ端で思わずビビる。花吹雪の使い方天才か?







『何が起こるかは分からないなんてさ』

……顔がいい。

もう、純粋に、圧倒的顔の良さ。

あと衣装が天才。それぞれ全然違うんだね。北斗くんのインナーが黒レースノースリなの天才だね。

とひとりで褒め称えていた。

後から衣装は各自各々いや各自セルフプロデュースだと知った時は感動で階段から落ちそうになった。








多分この時点で松村北斗に落ちることはほぼ確定していた、と思う。








めちゃめちゃ自分語りだけど、今は引退してしまったダンス部時代、最後の公演で和風セクシーをテーマにした演目作ってて、私のやりたかった衣装は北斗くんの衣装と超似てた。予算の都合でデザインを変えたけど、私が作りたいものと、彼が自ら選んだ衣装が同じって、これはもう価値観の一致による婚姻関係を結ぶしか?と感じていた。ふざけるな。北斗くんと北斗担に謝れ。













とりあえずJAPONICAに戻ろう。










まあ、お察しかとは思いますが、私がほんとうの衝撃を受けるのはもっと後のおはなし。





そう、ここ。



開いた口が塞がらない、ってほんとにあるんだな、って思った。



10秒くらい考えて、巻き戻してまた考えた。





彼らは何をしていますか?

(What are they doing now?)





何度か巻き戻して考えたけど、分からなかった。



後から、「これ、もっとできるべって2人で脱衣所で練習したんだよね」「誰かに見られたらやばいやつだよね、2人して向かい合って15秒くらい腰振って」「ちゃんと服は着てるよ」という2人の発言を知ったけれど、これも分からなかった。



ただまあ、とりあえずほくじゅりって怖いな、ということだけはわかった。











そこからSixTONES箱推しが始まるまでもめちゃくちゃ早かった。



皆様ご存知、YouTubeの台頭が原因である。



彼らが驚くほどセルフプロデュース能力に長けていたせいか、

それとも本当に彼らが仲良しなのがよく伝わってきたせいか、

仲良しだけど馴れ合いじゃなくしっかり将来を見据えて高め合う仲間かつライバル同士であることも分かったせいか、

YouTubeは毎回が神回の連続だった。*3





妙にツボにくる一発芸と、ホットドッグ好きそうな笑い方でスベりすらも拾って笑いに変える、スーパー強運ボーイジェシー





天然不思議ちゃんだけどおバカではなくて、飼いならした心のデビルと衝撃の美しさを武器に高音を響かせる、No more rule, Kateこと京本大我




クールに見えて実は情熱的で、インテリなのにぶっ飛んだボケで実は一番スベってる、一歩引いてるようで実はメンバーが大好きな、ギャップだらけの歩く18禁こと松村北斗





勢いで来るギャグに惑わされて三枚目枠の印象が強いけれど、頼り甲斐のある爽やかな風貌と包容力に溢れた発言の隠れリアコ枠(当社調べ)森本慎太郎





好き勝手暴れだすSixTONESを一人で纏め上げる手腕とメンバーからの信頼は一級品、ラップの腕は最上級、爆モテじゅったんこと田中樹。





「日々笑顔」と言いつつ一番オラつくゴローズボーイ、ボイパとハマの番長力の進化が止まらないいじられリアコ最年長こと髙地優吾。















YouTubeには彼らの魅力がイヤというほど詰まっていた。全然嫌じゃない。



樹くんが回収しきれないほど好き勝手ボケ散らしたり、


この樹くんめちゃめちゃママ。



小学生男子みたいに大騒ぎしたり、
[

SixTONES【ドライブ旅】奥多摩編BBQ & サプライズ! - YouTube



かと思えば、ハチャメチャに歌が上手かったり、



かと思えば、また小学生男子みたいなふざけ方をする。



SixTONES【レコーディング】裏側編 - YouTube
見ててこんなに飽きない人たちは初めてだった。










で、こんなにふざけておきながら、


SixTONESは本当に仲が良いのか?以心伝心ゲームで検証! - YouTube

デビューよりも大きな夢を見ている。








もちろん、デビューできることは良いことだ。そこからすべてが始まると言っても過言じゃない。




でも彼らは、そこに辿り着けなかった過去より、今与えられている環境をどう使うか、という未来を見ている。





こんなにギラギラと野心的なグループ、どうして放っておけようか。いや、できない。(反語)







YouTubeという手軽すぎるコンテンツは、彼らの魅力を全世界に発信するのに十分すぎるくらいだった。




更新から瞬く間に10数カ国語の字幕が付く動画たち。

読めない言語で溢れかえるコメント欄。




誇らしい気持ちでいっぱいだった。みんな見て、これが私の好きなアイドル。世界中の人から愛されてるの。まだデビューもしてないのよ。















かくて私は、SixTONES箱推しオタクへと進化したのである。
















と、同時にJUMPへの気持ちがめちゃくちゃ落ち着いてしまった。私は不器用な人間なので、2つ以上のものを同時に愛することができない。これは由々しき事態である。事態を重く見た私は、ちょっとどうしようか悩んでいた年末のJUMPコンへ行くことを決意した。

降りるかどうかは、行ってからまた考えればいいや、と今は思っている。*4












今はただ、SixTONESが切り開く新時代を、いちオタクとして見守って、付いていきたい。たったそれだけでござる。






































ちなみに、友人の京本担からSixTONES横アリ単独に誘われた1ヶ月後、わたしは彼女から「ごめん、外れた!」という衝撃的な言葉を聞くことになるが、これが逆に沼落ち作用を促進させてくれたことは言うまでもない。会いたいのに会えない日々が愛を育むっていうでしょ?




だからね、わたし、あの単独行けなかったんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


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*1:これ、JAPONICA STYLEのPV出た頃に話題になってたけど、結構昔から有名な話だよね?

*2:スト担をなんだと思っていたのだろう、当時の私。

*3:いまジュニア大賞の「YouTube神回」だけが決まらなくて2週間くらい悩んでいます。だって毎週神回じゃん。彼らがそこにいるだけで笑顔になれるじゃん。マンキー。もしこれお読みになっている方で既に決めたよという方、よかったら教えてください。

*4:追記:担降りしようと思った話 - カオティック理路整然